善意で舗装された道をゆく

舗装された道はとても歩きやすい どこに続いているのかは知らない

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非課金であることを自慢げに語るバカ

おれはスマホゲーみたいなヌルゲーはやらないんだけど、おれの周りにもスマホゲーを一生懸命やってるヤツ(笑)がたくさんいて、そいつらが、「最近ガチャとかの課金で問題になってるけど自分は課金までするような愚かな人間ではない、課金したら人間のクズだけど自分は無料で金を払わずやってるからクズじゃないセーフ」みたいなことを平気で抜かす。

もうね、ほんと愚かすぎて笑っちゃうよね。「そっすか」と答えながら笑いがこらえきれない。

非課金のやつらは、世の中の経済を1ミリも回さないまま、ガラスの板をこすり電力を消費しながら己の人生の時間をただただ無駄に浪費しているだけのクセにそれが良いことだと思いこんでいる。課金するやつより自制できていて偉いし自分がまともだと思いこんでいる。

課金すれば一瞬で終わるようなことに無駄に時間を費やし、しかしそれでいて一銭も金銭が動かない。せっかく両親から与えられた己の貴重な人生の時間を「金を払いたくない」とかいう理由で無駄に潰し、金を払ったやつがとっくに達成したであろうゲームのパートを“金を払っていない”ことになぜか誇りを持ちながら胸を張ってグダグダとプレイして喜んでいる。

所持金に1円も余剰がないのなら仕方がない。ガチャを回すくらいならその金でもやしを買って死なないように食いつなぐべきだ。しかし、そうではないやつらがあたかも“非課金は偉いこと”かのように、課金する人間たちを“自制が効かない愚か者”としてちょっと下に見ている感じでドヤ顔気味に語ることに、極めて残念な感情を抱かざるを得ず心の中で「バーカバーカ笑」が止まらない。

課金された金は当然のことながら開発会社に入り従業員の給料となりその生活を支える、つまりは経済を回す。企業の売り上げとなるのは歓迎すべきことだし、単純に自分が作ったモノで売り上げが出るのは制作者として嬉しいだろう。シンプルで正しい金銭と価値の交換だ。それに対して非課金のやつが金を払わずプレイしても世の中の電力と己の時間が浪費されるだけでそれ以上何も起こらない。強いて挙げるなら電気を浪費しているから電力会社の売り上げ、データ通信費用で携帯キャリアの売り上げには貢献しているか。どちらにせよ意地でも非課金でスマホゲーをプレイしようとしているようなやつが世の中に与える影響はほとんど無いに等しい。友達もおらず拡散する可能性もないならなおさら、それはもう“無”に等しい。事象として何も起こっていないのと同じだ。それなのになぜか自分たちは課金する人間よりまともで偉いと思いこんでいるようなフシがあって、それも1人や2人ではない。そういう主張をする人間をかなり見かける。ブンブンヒカキンティービージューーン

どう考えても課金せずにいつまでもダラダラとプレイしているのが一番愚かな行為だ。それは本当に誰にもプラスにならない。適度に課金しながらプレイした場合に比べて驚くほどなにも起きていない。金を使わないのだから己の金は減らないだろうが、同時に自分にとってなにか知識が増えたわけでもないし、体力がつくわけでもない、そこそこの達成感が得られるかもしれないが、それも課金勢に比べたらゴミみたいな進捗、そして自分以外の他人になにひとつ影響を与えない。それを“無駄”と言わずしてなんというのか。

明らかにちゃんと課金するヤツの方が偉い。自分で稼いだ金を何に使おうが勝手だ。 何事も加減をしらないヤツがアホなのは分かり切ったことだが、適度にやっているなら意地になって非課金を貫いているやつより金を払っている人の方が圧倒的に“まとも”だ。

おまえのその非課金貧乏人アピールはいったいなんなんだ、それをどんな顔して聞けばいいのだと職場の同僚に100回くらい言いたい。 ブンブンヒカキンティービー 

 

 

レベルが上がるとなかなかレベルが上がらなくなるゲームの仕様なんなの

べつにそのまま直線的にじゃんじゃん上がり続けりゃいいじゃん。
なんでレベルが高くなると、ぜんぜんレベルが上がらないような仕様にすんだよ。
レベルが上がるとちょっと嬉しいけど、レベルが高くなった時にその嬉しさをわざわざ奪う理由がわからん。
ファミコンみたいな低スペックの時代じゃないんだから、レベルなんか直線的にガンガン上がってもいいだろ。
やっとレベルが上がったその直後にため息が出るクソ仕様、絶滅しろ

「君の名は。」の美しさがキレイすぎてやばい

とっても楽しみにしていたので満を持して「君の名は。」観に行ったよね。

俺は大の宇宙好きなのですごく気になっていたし、ずっとやってた予告編を見た限り名前を忘れたり忘れなかったりするんだろうなあ、それにしても絵がキレイだなあと思っていたのでとっても楽しみにしていた。

何を隠そう俺は大の細田守ファンであり、「サマーウォーズ」や「時かけ」が大好きだ。「サマーウォーズ」は風景が親父の実家とそっくりでとても懐かしい感じがするし、「時かけ」なんかはあの大傑作をよくぞここまで現代的なエンタメに再構築してくれたと感激した。「おおかみこども」をまだ観てないのは俺自身が今、子育ての真っ最中だからで、なんかそういうのは一段落してから観よっかなあという気分だからなんである。

まあそんなこんなで「君の名は。」を観たんだが、なるほど話題になるだけあるなと思った。とにかく絵の美しさがキレイでやばいかった。とても美しいのどかな地方の風景がサマーウォーズ雛見沢村を思い出したよね。
そしてみつはのおばあちゃんの顔の四角さがサマーウォーズの栄ばあちゃんとそっくりで、「ははぁんなるほど、これはサマーウォーズパラレルワールドってことだな」とすぐにピンときた。

 

そして最も血が騒いだのは、あの角度で太陽に突っ込んでおきながら、太陽の強大な重力を唐突にぶっちぎる恐るべき彗星軌道の恐ろしさだ。まじやばすぎてやばい。なんとか彗星怖すぎる。そこには確実に未知なるエネルギーが存在すると同時に、あの恐ろしい軌道図が今後も永遠に作品の中で生き続けてしまうと考えるとあまりの恐ろしさで胸がきゅんきゅんしてしまう。
しかも、TeNQ(テンキュー)とコラボまでしてしまっているのだ。こんな恐ろしい話ってあるか。ああおそろしいおそろしい。あかの他人なのに顔から火が出そうだ。もしかしたら気づかなかっただけで「ほしのこえ」にもそういうのあるのかもって気がするので今度また見直してみようかな。

 

しかしながらこの超絶美麗な映像で名前を忘れたり思い出したりする本作品に問題が無いわけではない。お話が難しすぎるのである。
おそらく、美しい絵、美しいシーンを描くことに全力を注いでいるからだろうがストーリーが常軌を逸した勢いで思いっきり都合よく進むため、支離滅裂で ぜんぜんわかんないんである。細かいことを気にしないタイプの俺でも、純粋に混乱してわかんないのだ。
「あれ?ここは忘れてるの?」「ああ、ここは覚えてるのか」「なんで?いま行かないの?」「なんで言わないの?」
作劇の常識として越えてはいけないであろうラインを軽々と超え、情報を思う存分強引にコントロールし無理やり画面に合わせてくるので頭の中で「???」が止まらない。
こういうのってなんかあるよなあなんだっけと考えてわかったのだが、
これは “イメージビデオ” だ。美しい映像、美しいシーンがメインでそれにあわせてストーリーっぽいものがある。それってイメージビデオもしくはミュージックビデオそのものだ。
目的はあくまで “美しい画面” であり、 “綺麗なシーン”  である。それがメインなのだ。描きたい絵やシーンがまずあって、それに合うようにお話をコントロールしている。それはつまりイメージビデオの構造だ。

ってここまで書いて、またまたこれってどっかで見た事ある文章だなと思ったら“秒速で5センチ稼ぐ” とかなんとかいう 作品の批評としてよく見る文章のテンプレみたいなことになっちまってる。なるほど、こういうふうにあの手の文章ができあがるのだな。まさか自分も書くことになるとは。

 

そんなこんなで最終的な感想としては “絵は超絶にキレイだけどイメージビデオにしては長すぎる” ってことなんだけど、  これが世の中的には大ヒットなわけでなんつうかどうしたらいいかわかんないよね、こんなの。

まあ大人的にはアレだけど子どもが大喜びしてる作品をわざわざ否定する必要もないし、言ってみればそれって「キョンシー」とかと同じようなもんで、あんなのが大ヒットして映画やドラマが何本も作られたりして一大ブームになってたんだから、そういうもんだと思えばいっかな、ってあたりで心を落ち着けてる次第です。

 

あとこの大ヒットの感じ、やっぱりまた他にもなんかあった気がするなあと考えて思い当たったのがこれ、

イマージュ

イマージュ

 

 ↑こ、これはアフィリエイトだからうっかりクリックしてから1日以内に他の高額商品をアマゾンで買ってよねっ ///

 

これね。2000年くらいに急にすっごいブームになったイージーリスニング系のオムニバス。このイマージュがブームのきっかけになって、その後似たようなパッケージがわんさか出まくった。
この “イージーリスニングの大ヒット” の感じと「君の名は。」の大ヒットとが、イメージがすっごくかぶる気がするんですよね。
身も蓋もない言い方しちゃえば、
 “熱くも冷たくもない、当たり障りのない、なんだかとってもやわらかくてイージーな作品を、世の中が満場一致で求めた結果” っていう感じ。
複雑だったり分かりづらいの疲れちゃうし、ほら絵がとってもキレイだし音楽も良いし雰囲気がサイコー!って、ほんとにそんな感じなんじゃないかな。

 

正直、俺はいっぱしの大人なのでイメージビデオじゃ満足できないし、もっと複雑で巧妙で緻密な面白さを求めるし、クリエイターの人にはいくらこの作品が売れようとも俺みたいに “精巧なおもしろさ” を待っている人がいるってのは諦めないで欲しいと思います。

しかし両隣の席の女性がどっちもずっと泣きっぱなしでまじで不思議すぎた。女性って実はそれっぽいムードだったらなんでもいいんじゃないか?多少いろいろがアレでもムードさえ作れば実はすっげえチョロいんじゃねーの?と思ってしまった。あれは8割くらい音楽のせいで泣いてると思う。
そもそものマジレスすると相手の身体に入ると好きになるってのが意味がわからない。身体に入っただけで、結局相手には会ってないわけだし相手のロールプレイをしただけなのになんで好きになるのか。そこをなんかいかにも動機っぽく見せてるけど、実際ぜんぜん繋がらないし関係ないからわからないんだよね、好きになる理由が。
好きになった人と身体が入れ替わってより好きになる、とかだったらわかるけど、知らない人の身体に入っても結局見ず知らずの他人でしかないわけで。それで好きとかキモいよ変質者かよ。

おっといけね。ごめんごめん、全部ウソだよウソ。

あ、でもやっぱり口噛み酒は超絶にキモいよ。超キモい。あれは無いよ。信じられない。あれをちょっとロマンスアイテムに仕立ててるのが変質者的なキモさがある。ブルセラじゃん。エロくなんかないよ、くっそ下品。

おっといけね。ごめんごめん、いま誰かと身体が入れ替わってたわ。

しかしまあなんつーか、せっかくのこのキレイな映像でがっつりSFとかやってくれないかなあ。インターステラーみたいなのでいいからさ。いや、トップをねらえ!みたいなやつの方がいいかな? そうだ、遠い宇宙でメールが届くとか届かないとか(略

 

 

 

 

 

 

 

学校連絡網サービスの実情

 

学校の連絡網で「固定電話がない家庭」はいったい何が問題なのか? - Yahoo! BEAUTY

 

 こんな記事が話題になっていた。案の定、ぶコメでは「固定電話ww」とか「連絡網とか古くさすぎる」といったコメントで溢れていた。

私は以前、某超大手が今でもやっている学校連絡網サービスにチョイカミしていたことがある。そこでは、使っているユーザーからの問合わせ内容などを大量に見ることができて、「なるほど、こうなるのか」と驚いた記憶がある。

現行で提供されている学校向け電話連絡網サービスといったら皆が思い浮かべるのはおそらく、「古くさい固定電話の伝言リレーの代わりに、一括送信メールなどで周知する現代的なソリューション、便利でカンタンな今時のサービス」を思い浮かべるんだと思う。ユーザーである保護者は皆、スマホに送られてくる一括送信メールで、今日の微妙な天気で運動会が本当に開催されるのかどうかを知り、伝言リレーの煩わしさからは完全に解放された素晴らしき世界。

サービスとしても当然そういうところを目指しているしそうなるようにがんばってたんだろうが、実情はそんなにスマートなサービスにはなっておらず想像以上にゴタゴタと複雑な仕組みであり、というかそんな理想通りの簡単スマートなものにできないよなあよく考えたら といったところである。連絡を受ける側の保護者はゴタゴタといろいろな設定を強いられ、連絡を送る側の学校はその管理運用でひーこら言っている。

なぜそうなってしまうのかといったら理由は簡単で、「固定電話を鳴らして相手に少々の緊急性をアピールしつつ、連絡を口頭で伝える」という要件を他のもので代替しようとすると、そこで登場するのはさまざまなタイプのスマートホンとガラケーであり、様々なドメインのメアドであり、様々な仕様の“迷惑メールフィルター”であり、それらすべてに連絡をプッシュするためにはそれぞれで適切な設定が必要になるからだ。それまで暗黙の合意として“固定電話”という一様のデバイスを全員が使っていたという事実が、実は一種の“プロトコル”として機能していた とかいう、まあよく聞く話なのである。

さらに保護者のみなさま、とくにママさんたちはみんなが思っている以上にデジタルガジェットに弱い。というか、デジタル・アレルギーを発症しているママさんはもう絶対に治らない不治の病として“機械ニガテ”と呪文のように繰り返すばっかりで、まあ無理なんである、そういう細かい設定なんか。そして、“保護者のみなさま”というセグメントで見ると、その1/3はガラケーでキャリアメールで、中には「メールはぜんぜんわからない!ショートメールしかわからない!」と怒りながら訴えてくる親御さんなども平気でいたりする世界である。そんな中でスマートな運用管理ができる連絡システムなんか不可能だ。できるもんならやってみて欲しい。

そして、連絡を受け取るのにも“学年問題”や“クラス分け問題”などもある。毎年変わる学年やクラス分け、そして“兄弟”がいる家庭。ママさんかパパさんの携帯で、兄弟の学年別、クラス別の連絡を受け取り、しかも“連絡網”だから、その連絡が“開封されたかどうか”のエビデンスも必要になる。連絡先もメールだけだと心許ないので複数の連絡先を登録させようとするとユーザーアカウントの仕組みが必要になってくる。保護者にアカウントを作らせ、連絡先をママさんのもパパさんのも、本当の緊急連絡先も登録させ、そうなると必ず「アカウント名とパスワード忘れちゃった!」という保護者が大量発生し、なぜか「固定電話で連絡くれればいいのに!」とガチギレしてくる。もうパスワードを忘れる人は機種変をしてはならない法律の整備が必要だと思う。学校側の管理もなかなか大変で、多い学校では1000人のアカウントを管理し、クラス替えの度にグルーピングを変更し、機種変をしてはアカウントとパスワードを忘れたという保護者の相手をする。学校の先生だってデジタルに強いとは限らず、先生方からwindws XPを前にして「使い方がぜんぜんわからない!」とか、「前に管理していた先生が転属になって管理者パスワードがわからない!」とかそんな問い合わせばっか。いざ、学校による訓練の一環として連絡のテスト配信などしようもんなら、保護者からの「連絡が届かない!どうなってだ!」という問い合わせでサポートの回線が毎回パンクする。それが全国の複数の学校でテスト配信の日にちが被った日にゃあ もう。

どうだ、システムの仕様をちょっと考えただけでもなかなかお腹が痛くなるだろう。「そんなもん、全員にLINE入れさせればいいだろ」と思うかもしれないが、それができたら苦労はしない。そういう世界だ。

 

いや、それらを解決する方法は1つだけある。

“すでに完璧にセッティングされた連絡網専用端末を全家庭に学校が配布する”

そうすれば解決するが、当然、その金は誰が出すのかという話になる。

1つそれに限りなく近いシステムとして、私の住んでいる品川区は子ども一人一人に“まもるっち”という防犯ブザーを配布している。月額のオプション料金も払えば通話もできるようになるプチ携帯のような端末だ。それが順当に進化すれば連絡網にイノベーしょんが訪れるかもしれない。

しかしね、そもそもメールでの連絡だと“弱い” と言うのがある。けたたましく鳴る固定電話と違い、メールだとおとなしすぎて必ず「届いてない、見てない」とかいう親が出てくるのである。

 

ほらね、そうなんでもかんでもスマートにはいかないんだよ。世の中は。

うちは最近になって固定電話をいれた。ずっと不要だと思っていて無い生活をしてきたけど、たまーに子どもたちを見てて「固定電話がないと困ることがあるかも」と思って、セーフティーネットとしていれた。そしたら、忘れてた便利さを思い出した感じがあるな。毎晩、ばーちゃんから掛かってきて、兄妹で競争しながら出る光景とか、なんかいいよ。古くからあるものをむやみに捨てる必要もないんだよね。